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症例紹介

卓球により肩の痛みが生じ、かばう事で日常生活に支障が出た肩関節周囲炎

景山英智
2023.02.08 UPDATE

著者: 景山

Keyword: 肩甲骨、肩関節、代償動作

 

(症例紹介) 50代 女性

 

(主症状) 卓球で右肩が時々痛い。今回は1ヶ月半前~

 

(評価) 10/21 整形外科初診。診断は右肩関節周囲炎。安静時の痛みは少ない。運動時の痛みが強い。手が後ろに回りにくい。

初期 肩関節 自動運動 屈曲120° 外転120°

他動運動 屈曲120° 外転120°

疼痛筋部位、三角筋、上腕二頭筋、肩甲骨周囲筋、前鋸筋

10/30肩甲骨周囲(僧帽筋、前鋸筋、腱板)の痛みが優位。

寝るとき右下にした側臥位では痛みにより眠れない。

11/11痛みは軽減している。

肩関節 他動運動 屈曲 150° 外転150°

11/15肩の動き良くなり、卓球行けそうと訴える。

(治療) 初期は肩関節周囲のMT-MTS、自動介助運動

肩甲骨周囲のMT-MTS、自動介助運動

(結果考察)初発症状から1ヶ月半経経過しているので、初期の肩関節の痛みを代償し肘関節優位の動作生活を送っていたと考え、肩関節・上腕周囲の筋の過剰努力により痛みが出ると考えた。経過の中で、痛みの部位が肩甲骨周囲に変わってきたため、肩甲骨周囲の筋肉に対しても行い可動域の改善がみられた。

景山英智(eichikageyama)

明石整形外科クリニック 理学療法士